昨日は1日中眠くて眠くて、夕食の片づけを終えた後、カウチに横たわったが最後。
そのまま果てました・・・
B吉君が何度か起こしてくれたようですが、私、1度寝ちゃうとダメなんですよ。
テコでも動きません。
なので、諦めたB吉君。
まぁ、いつものことです。
何故私が昨日そんなに眠たかったと言いますとですね。
注:長くなりそうな予感・・・
一昨日の夜、Youtubeに見はまって、気付いたら夜中の1時半を過ぎていたんですね。
おぉ、やばいやばい、と思いベッドルームに行ったんです。
顔を洗いに洗面所に向かう途中、ドアの側のフロアに、何か黒い物体が視界の端をかすめたのですが、気にせず洗顔。(マスターベッドルーム内に私と彼のシャワールームがあります)
ベッドに向かう途中もまた、ドアの側の黒い物体は確かに存在していましたが、そのままベッドに入りました。
しばらく本を読んでいましたが(現在は森見登美彦を読んでいます)、次第に、先ほどの黒い物体が気になり始めました。
そこで私はまたベッドから出て、物体が何なのか確認しに行ったのです。
私の読書ランプはキャンドルの明かりか?というぐらい暗いもので、そんな明かりでは、ドア近くのフロアに落ちている物体が何なのか、鳥目の私には確認できません。
そこで、顔を近づけて凝視。
なんだろ?
何か、細長い物体。
全長約20cmぐらいの・・・
寝ているB吉君を起こすまいと、洗面所の電気をつけて、また物体に顔を近づけますと・・・・
Centipede!!!
ムカデです!!!
大ムカデですよ!!!
こちらのムカデって、それは頑丈な鎧のような硬い体に黒光りする濃い茶色で、とにかくデカイ。
そんなムカデが、こともあろうに、私とB吉君の神聖なベッドルームのフロアに。
ボトッと。
我が家には、カーペンターアンツもサソリも出現しておりますし、ハワイに来た当事住んでた家では、死んだムカデにも遭遇しているのです。
先ほどは「B吉君を起こさないように」気を遣っていた私ですが、そこでいきなり彼を叩き起こしました。
堕天使のような寝顔でスヤスヤと寝ていたB吉君も飛び起きましたよ。
さて、そこから私と彼の、真夜中の密談が始まったわけです。
どうやって処理するか?
トイレットペーパーで軽く掴んでトイレに流せば? という私の案に、彼は「やつらを甘く見てはいけない。やつらはトイレットペーパーぐらい、簡単に突き刺せる程の強力な顎肢を持ち合わせているのだ。」と却下されました。
じっと動かない大ムカデに視線を落とし、「処分の方法はたった1つ。やつを確実に殺るしかない。」と、私に「ナイフが必要だ。」と迫るゴルゴB吉。
愛用のカッターナイフを彼に差し出し、「お願いだから、一発で仕留めてよ。逃げられて行方知れずになったら、絶対に今夜眠れないから。」と懇願しました。
さて、私のカッターナイフを片手に、右から攻めるか左から攻めるか、と空中でシミュレーションしている彼を横目に、私は「カーペットが汚れるの嫌だなぁ・・・」と思っていました。
♪ピンッ♪ ヒラメキ
そうだ!!
確実にこいつを追い出せばいいわけでしょ?
頭と胴体をまっぷたつにしなくてもいい方法がある!!
洗面所に行き、私の歯磨きガラガラペッ用のプラスティックカップを取ってきました。
「これでさ。こいつをこの中に閉じ込めてさ。やっぱりトイレに流せばいいよ。」
尚もじっと動かない大ムカデを目の前に、私は又々「トイレにフラッシュ作戦」を持ち出します。
「だってさ。ムカデって体相当硬いよ。もし上手くぶつ切りに出来なくて、逃げられたりしたらそれこそ大変だよ。ここはこのカップを使ってさ。あとは何か蓋になるようなものさえあれば・・・」
とそこに、ちょうどいいものが。
まるで学生時代に使ったプラスティックの下敷きのような素材のゴミが!!
さぁ。
B吉君、ガラガラペッカップとプラスティックゴミを持ち、慎重にムカデに近づき、、、、
カパッ。
大ムカデはじたばたせず、むしろすでに諦めていた様子。
見事にカップの中にムカデを閉じ込め、腰も引き気味にトイレに直行したB吉君。
「べ、便座!! 便座上げてよ!!」かすかに彼の声もひきつり気味です。
ジャーーーーー
ジャーーーーー
ジャーーーーー
ジャーーーーー
ジャーーーーー
ジャーーーーー
資源の限られている地球には大変申し訳ありませんが、しつこいぐらい何度も流させていただきました。
しかし、よく「ムカデは対で行動する」と耳にしませんか?
どこかでそんなことを聞いたことがある私、B吉君にその言い伝えを告げますと、懐中電灯片手に、ベッドルームを隅から隅まで、ベッドの中も下も、テレビの後ろ、クローゼットの中、もうありとあらゆる場所をチェックし始めました。
それだけでは不安で、長女の部屋も、次女の部屋も、寝ている彼女達のシーツを持ち上げ、あちらこちらと確認しています。
しかしながら、2匹目の姿は発見できませんでした。
ジャーーーー。 (まだ流してる私)
不安な思いを胸にベッドに戻った私達。
私は本の続きを読みながらも、ベッドから部屋のあちこちを確認。
B吉君は10分おきぐらいに、ブランケットをガバッとめくり、自分の寝ている周辺をキョロキョロ。
もう完全に2人はムカデの亡霊に取り付かれていました。
そんなわけで、完全に寝付いたのが、うーん。最後に時計を見たのは3時ごろですかね。
B吉君なんて5時起きですので、あまり寝ないまま仕事に行ったのですね。
さて翌日の朝。つまり昨日の朝です。
目を覚ますと、B吉君が仕事のエクササイズを終えて、めずらしく家にシャワーを浴びに戻っていました。
ガレージが開く音で、ジャイ子も起きたようです。
「あのね。昨日、長女がね。ダディにいたずらしたんだよ。」←長女を陥れようとするいつものジャイ子の告げ口
「いたずら? 何のいたずらだ?」
「ダディのお仕事のTシャツの上にね。フェイクのcentipedeを置いたんだよ。」
「・・・・・ なにっ??? 今、何て言ったんだ?!?!?!」
「だからね。長女がダディのTシャツの上にね。お友達からもらったプラスティックのcentipedeをね。」
「なんだって~~~~~~~?????」
後から起きて来た長女に、真夜中に起きた出来事を伝えましたところ、涙を流して大笑いしておりました。
そうなんです。
私とB吉君が真剣に取り組んだ大ムカデ。
何度も何度も水を無駄にして流した大ムカデ。
その後、部屋の隅々まで確認した挙句、ベッドの中でも、足元にいるような気がして眠れなかった大ムカデ。
その全てが・・・・ 結局は・・・・ プラスティックだったとは・・・
どうりで、じっと動かなかったはずですよ、あのムカデ。
それなのに・・・
私と彼は、一生懸命、処分方法を話し合い、私なんて、心臓が口から飛び出そうなほどドキドキしていたのに・・・
しかも真夜中に・・・
彼なんて、おかげで睡眠時間数時間だったのに・・・
B吉君を驚かそうと、彼のTシャツの上にニセモノムカデを置いた長女ですが、彼がそれに気付かず、そのTシャツをドアの側にある鏡台の上に場所を移動したんですね。
その際に、そのムカデがフロアに落ちたのでしょう。
なんともマヌケすぎます。
想像してみて下さい。
私達2人の全ての行動、実はプラスティックのおもちゃのニセモノムカデ相手だったんですよ。
いい大人が~。
真夜中に、おもちゃのムカデ相手に何してる~~~・・・
逆にB吉君の案を採用して、あの場でカッターナイフで真っ二つに切っていたならば、その時点でにせものだってことが発覚したのかもしれません。
フェイク相手に悪戦苦闘したのが分かった彼、頭から湯気が出ていました。
おでこには血管浮いてましたし。
そんなわけで、睡眠不足が祟って、昨日1日眠かったわけです。
それにしても、見事なまでに本物と見分けがつかないニセモノムカデでした。
皆様にもお見せしたいのですが、何しろ、トイレに流してしまったものでね。。。
ちなみに、私のガラガラペッカップは、ムカデをトイレに流した後、ゴミ箱行きでした。
ニセモノと分かったあとでも、ゴミ箱から拾う気にはなりません。
腹の虫が収まらないB吉君、復習の鬼に化しています。
たかが子供の悪戯じゃないか、という私の意見も聞かず、アレコレと策を練っています。
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簡潔なブログを目指しているのに、自分達のお間抜けぶりが可笑しくて、語り継ぎたいがために長文になってしまいました。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
お口直しにこれまた車内からの1枚を。